論理療法の補足

こんにちは。

先週の雨から一転して、今週に入ってからずっと晴れて暑い夏空です。とはいっても、まだ梅雨の真っただ中なので、真夏のじりじりと迫る暑さほどではありません。

明日からはまた梅雨空に戻りそうです。皆さん、大雨には気をつけてくださいね。

 

さて、前回の論理療法の補足で、人の悩みのもとになる考え方の特徴の詳細です。

①目標達成を妨げる考え方

思い通りに事が運ばないとき、こうしたいのにできない=目標に近づけない。なぜ目標に近づけないのか?

それは、上司に恵まれていない、運がないから、お金がないからと外に原因を見出そうとしている場合が考えられます。自分に問題はないか、チェックが必要となります。

②人生の事実に即していない考え方

あり得ないことをあり得ると考えることです。例えば、夫婦喧嘩はすべきでないと考える人です。夫婦であっても何から何まで意見が同じなわけなく、考え方や感じ方はそれぞれです。よって、お互いに欲求不満を与え合うのは仕方がないことで、欲求不満がたまると攻撃的になるのです。これもまた仕方がないことです。夫婦喧嘩をすべきではないというビリーフ(信念)を持っていると、自己嫌悪に陥ったりします。

夫婦喧嘩はしないにこしたことはない。けれど、神ではないので喧嘩をするのも仕方がない。お互い気持ち良く過ごせるよう、喧嘩の頻度を減らすことを考えたほうがいいと考えます。

③論理性に乏しい考え方

人生のどこかで、誰かにビリーフを洗脳されると、それを大切な決まりのように信じ込んでしまいます。例えば「私の両親はが離婚している。それゆえ私は幸せになれない」と。本当にそうでしょうか?

両親が離婚していても幸せな人はいくらでもいます。「それゆえ」は「にもかかわらず」に置き換えてみると「私の両親は離婚しています。にもかかわらず、娘の私は幸せな結婚生活を送っている」のように、縛られたビリーフから解放されます。

④柔軟性のない断定的な考えかた

物事に対して決まりきった考え方をしてしまい、他にも違う考え方があるのに気づかない。俗にいう「融通の利かない人」のことです。例えば、毎日の仕事のやり方や順序を変えてみると、意外と楽に早く仕事をこなせたりする。けれど、柔軟性のない人は、この仕事はこの順序で、このやり方でないとダメと決めつけてしまう。

このように一つの考え方に固執してしまうと、悩みも尽きません。

物事の事象や出来事はそこにあるだけです。その出来事をどう受け取るのかで、その受け取り方で自分の人生が変わってくると、論理療法の創始者エリスは言っています。

悩みをもつとき、苦しいと感じるとき、自分の受け取り方をチェックしてみると、今まで気づかなかったビリーフを見つけることができるかもしれません。

今日も素敵な一日でありますように☺

 

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