内観療法

こんにちは。

今日は寒くて、冷えています。仕事場のデスクの足元にストーブを置きました。

今期、初めて使用します。

皆さん、寒さ対策はしっかりとやっていきましょう。

 

ところで、皆さんは眠る前に、今日の出来事など振り返りますか?

一日を回想して、反省すべきことや良かったことなど思い出してみたりしますか?

私は寝る前にやっています。ほとんど毎日。

実はコレ、心理療法の「内観療法」というものなのです。と言っても、私は心理療法とは知らずにやっていまたに。

 

なぜ振り返るをやるのかというと、あまりにも反省すべきことが多くて、同じ間違えを何度もしないようにするためです。(私の場合です)

では、この「内観療法」を説明します。

「内観療法」は数ある心理療法の中でも日本発祥であり、浄土真宗の「見調べ」をベースにする心理療法です。

この「見調べ」は、断食、断水、断眠という極めて厳しい条件のもとで、自分の行為を振り返り、地獄行きの種が多いか、極楽行きの種が多いかを調べるというものでした。

「見調べ」中には親にも会えないという秘密性を持ち、一種の悟りのような体験をして、阿弥陀仏の救済を確信するというものだったようです。(1936年頃)

1940年には、「見調べ」の秘密性や苦行性を除き、万人向けに修養法・内観に改革され、現在の「内観療法」になったようです。(Wikipedia参照)

話を戻しまして、「内観療法」は、現代における人の対人関係の悩みや、対人関係の問題というのは、自己理解や他者理解の歪みが根源であると考えて、過去から現代に至るまでの人間関係を丁寧に調べる、どんな人間関係を築いてきたのか、振り返るというものです。

調べるときは次の3項目の観点から調べます。

1、世話になったこと(してもらったこと)

2、して返したこと

3、迷惑かけたこと

これを行うことで、今まで気付けなかった他者から受けてきた愛情を確認し、罪の自覚を認識できるようになるようです。

このような変容は、感情や行動に変化をもたらし、自分や他者を多面的に理解することができるようになります。

そうなると、どういうことが起こるかというと、情緒が安定し、思いやりが持て、対人関係が好転し自己肯定感の向上につながります。

この「内観療法」は集中的に行う方法と、私が知らずにやっていたような、日常的に行う方法があります。

私は、この振り返りを行うとき、たとえ最悪な一日だったとしても、何か一つ、感謝すべきことをみつけて、「ありがとう、良かった」で終わり、眠りにつくように心がけています。

そうすることで、不運を幸運に塗り替えたような気がして、素敵な明日がやってくる気がします(*^^*)

皆さんも、一日の振り返り、してみませんか!!

 

 

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