東大前殺傷事件に思うこと

こんにちは。

先週はこの辺りでも雪が舞う日が多々ありました。道路の積雪はなかったものの、底冷えのする寒ーーーい日が続きました。

皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

 

昨日、今日と大学入学共通テストが行われました。

受験生にとってはとても大事なテストですね。そのような最中に事件は起こりました。

大学入学共通テストが行われた会場の大学(東大)前で、受験生2人と通行人1人が切り付けられるという、大変痛ましい事件が起こりました。

それも犯人は高校2年生というではありませんか!

初めこのニュースを耳にしたとき、様々な思惑が頭の中を過りました。

多分犯人は、その会場で受験を予定していた同じ受験生では?と思いましたが、実際は、全く離れた地のそれも高校2年生だと聞き、びっくりしました。

理由は、東大の医学部を目指し勉強しているが、最近では成績が落ち、そのことで悩み、犯行に及んだということです。

犯行後、自身も死ぬつもりだったとか・・・。

このことだけ聞くと、何て身勝手なことをするのかと、犯人に対して怒り沸騰です。

けれど、なぜこのような事件が起こったのか、高2の少年に何があったのか、といった視点で見ていくと、怒りだけでは終われません。

今の段階で詳細は分かりませんが、この少年が事件を起こすに至った経緯があるはずです。

これから明かされていくと思いますが、少年の深い慟哭に似た悲しみが伝わってきます。

決して許されることではありません。けれど、このような事件が繰り返されないためにも、他人事ではないと捉えることも必要ではないでしょうか。

受験生やこれから受験を考える学生の方へ

自分の希望の大学に入りたいと思って勉強を頑張っていると思います。“希望の大学” というのはそれなりに理由があって、自分の希望の大学と位置付けていると思います。しかし、それは絶体その大学でないとダメなのでしょうか?

自分が勉強していて自分を苦しめてしまう、自暴自棄になってしまうような進学先の設定は、絶体必要なのでしょうか?

その大学に合格することだけが大切なのでしょうか?

それでも、譲れないと思うのであれば、その大学を受験すればいいのです。大事なことは、自分がどうしたいのかをきちんと主体性をもって考る、ということです。

親が言うから、周りがこうだからではなく、自分がどうしたいのかです。

どこの大学に入るかではなく、入ったところで、何を学ぶかが大事です。

受験生のお子さんを持つ親御さんへ

お子さんがもし勉強する中で成績が振るわないとなると、親御さんとしては心配のあまり落胆や怒りの感情もあるでしょう。しかしながら、一番苦しんでいるのは、お子さん自身です。そこのところを理解してあげると、お子さんは安心できます。そばで、いかなる状況においても見守ってあげて下さい。時にはずっと目標にしていた進学先の変更もしなければならないこともあるでしょう。

もう8年も前のことですが、私の息子は某大手予備校に通っていました。その予備校で、センター試験近くに配られた予備校通信に、カウンセラーの記事が掲載されていました。家で子供との会話がとても重要だと書かれていたことや、目の前のことばかりに気がとらわれていないか、子どもの将来の幸せとは何か、そのようなことにまで思いを馳せてほしい、といった内容が印象的でした。

この時期、親もピリピリして心のゆとりが無いように思います。そのような中で、あえてお子さんとゆっくり何が大事か話し合うことは、精神的に “一息つく“ 感じでとても良いことだと思いました。

 

今日も幸せな一日となりますように🌺

 

 

 

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