仕返し

おはようございます。

台風が通り過ぎて、道のあちこちにどこからか飛んできたビニール袋やゴミ?が木の枝に絡まっていたりします。強い風が吹いたことが伺えます。

台風による被害に遭われた地域の、一日も早い復旧をお祈りします。

 

知人のA子さんは、会社の更衣室の椅子の下にポーチを落とし、そのまま気付かず退社してしまいました。

早朝、その部屋の窓を開けるのは決まってK氏です。その忘れ物のポーチに気付いたK氏は、A子さんが使用している椅子の下にあったことから、落とし主がわかっているのに、誰も見ていないのでポーチの中を開けて見てしまいました。そのあと、椅子の上にポーチを置きました。

次の日、A子さんは出社し更衣室に入り、椅子の上のポーチに目が釘付けになりました。A子さんが帰る時は椅子の上に何もなかったからです。ポーチは椅子の下に落ちたので、A子さんは気付かなかったのです。

そのポーチが椅子の上にあります。窓を開けに来たK氏が拾って、椅子の上に置いたことはわかります。そこで、ポーチの中を見られたかどうか不安になりました。中にはA子さんの個人情報が詰まっていました。

善人なら人の持ち物の中身を勝手に盗見などしません。けれど、K氏は善人とは言えないので、もしかしたら勝手に、誰も見ていないのをいいことに、中を開けられたことは十分考えられます。

そこで、A子さんはK氏の自分に対する様子、挙動、顔色を伺いました。

人は隠し事をしてもわかるものなのですね~。ちゃんと、A子さんに向ける顔の表情のこわばりや会話の不自然さが見事に物語っていました。

そうです、誰も見ていないからと悪いことをしても、ちゃんと神様は見ています。そして、大抵はわかってしまうものです。

K氏は、見てしまったバツの悪さとそれをA子さんに知られたような居心地の悪さを感じ、日々を過ごすことになりました。

A子さんは、腹が立ち、怒りを言葉や態度で示そうかと思いましたが、何とか自分の中の怒りを鎮めて何事もなかったように振舞うことにしました。

なぜなら、仕返しというのは、天には、されたことの返しとはならず、新たな罪とカウントされてしまうからです。

例えばBさんという人に意地悪をされたFさんは、その仕返しにBさんをイジメると、天は「FさんがBさんに意地悪をした」とカウントされます。BさんがFさんをイジメたということと同様にFさんもBさんをイジメたという、新たな悪いカルマを生み出してしまうのです。

なので、仕返しは絶対しない方がいいのです。腹は立ちますが、ここはグッとこられて霊格を落とさないようにした方がいいのです。

もちろん 最初にいじめたBさんはそれなりの代償は払わなければなりません。因果応報です。

今日も素敵な一日となりますように。

 

 

 

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