姪の結婚式

今日は姪(Sちゃん)の結婚式です。

平日の結婚式で、式は家族のみで行うということ。                    このことを聞いたときは、今風なのかと思いました。今風にしても、何だか人を寄せ付けない感じがして。その上、祝電も受け付けないと聞き、ちょっと、閉鎖的過ぎない?と思いました。                                そう思うと、心は悪い方に向くのですね。

結婚式は平日で、家族のみ、祝電も受け取らない、いったい、何なの!!!     私は、これらのことを、感じ悪く受け取りました。

それからしばらくして、娘から「今日、U君見たよ」                   「一人で、大きな声で歌を歌いながら、歩いていたよ」と聞かされました。

U君は、Sちゃんのすぐ下の弟です。私からすれば、甥です。               そして、U君は、自閉症です。毎日、自宅近くの障害者を雇い入れている会社に勤めています。勤務先から仕事を終えての帰りだったようです。                         どんな仕事をさせてもらっているのか、わかりませんけれど、きっと仕事を頑張って終えて、その安堵から歌を口ずさんでいたのでしょう。

と、そんな話しを聞いて、思ったのです。先ほどの姪の結婚式のことです。

もしかして、平日にあえて式を執り行うというのは、障害者のU君が、式に出席することが無理だと判断して、U君が会社にいっている平日に行うということ。           姪も、姪の旦那様も、姪の父親も皆、役所勤めで何かと大げさになりそうなところを、内輪だけで、それも家族のみでと決めたこと。そして、祝電も。

相手の立場に身を置いたところ、すんなりと受け入れることができたのです。    私自身が閉鎖的な考えのもと、避けられたように受け取ってしまったことを、反省しました。

Sちゃん、ご結婚おめでとうございます。                    式は、きっと厳かに、ご両家の皆様のもと、滞りなく行われたことと思います。                                     何事にも控えめで、優しいSちゃん、末永くお幸せに。

天国のおばあちゃんも、きっと祝福していることでしょう。

 

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