人生の中で苦しみの渦中にいるとき
苦しくてもがいて、どうやって生きていけばいいのか
わからなくなるとき
そのような状況に翻弄されてしまうとき
少し、落ち着くことができますか?
現状は変わらなくても、あなたの心をいったんその状況から離すことが
できますか?
俯瞰の目で見ることができますか?
落ち着いて、起きている物事を順に追ってたどると
あなたを苦しめているものは、自分の “頑固たる我” だったりすることが
あります。
でも、認めたくありませんよね。
悪いのは私じゃない、相手が悪い。私の言いたいこと、やりたいこと、
どうしてわかってくれないの、どうして?
そんなとき、
自分の考え方、思い癖、こうでなきゃ、を手放します。
そういったものが、自分を縛っているのです。
そこにある自分の欲望に気づいたのなら、もう出口です。
日常の些細なことは、やがて大きな岩のようになってしまいます。
今あることは、何も今、ふっと湧いたわけではありません。
過去からもち越され、現在を経て、やがて未来へと受け継がれます。
現在が辛いならば過去を振り返り、自分の至らなかったことに気づいて、現在で
修正をします。
すると、未来は幸せなものとなります。とても、単純なのです。
けれど、これができないから、そう簡単にできないから苦しいのです。
自分で自分の首を絞めていることに気づけないから、辛いですね。
かくして、この私も結婚しているときは、相手の良さ、相手が望んでいたこと、相手のことが何もわからなかったのです。
自分の我を通そうとしてしまったのです。
結果、お互いに一歩通行でかみ合いません。
それでも、お互い分かり合うことは大切で、困難なことに蓋をするより、話し合わなければなりません。「言わなくても、わかっているだろう」はわかってないことがほとんどです。
手間暇かけて、作り上げた関係には絆が生まれ、簡単には壊れません。この関係の元になっているものは、思いやりだったり、節度ある言動だったりします。
私の場合は、そういったことに気づけず離婚しました。離婚後は本当に苦しい生活となり、心身ともに辛かったのですが、その辛さが、気づきを教えてくれたのです。
今、思うことは、押し寄せてくる感情に流されず、冷静になれていたら、もう少し違った結果だったのかもしれないということです。
そこに気づけた今は、相手に対しての謝罪と、相手を許すことができます。
もし、あなたが今、苦しみや悲しみの渦中にいるのなら、自分の我を手放してみませんか?
気づくことに “もう遅い” はありません。
年齢も関係ありません。
あなたがあなたらしく、生きられますように。
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