頻繁に顔を合わせると好きになる!!(行動心理学)

こんにちは。

5月に入り、爽やかな風が通り過ぎるのを、心地よく感じています。

生命が芽吹くようなこの季節は、躍動的でワクワクします。

 

人と頻繁に顔を見合わせたり会話をする機会が増えると、気づいたときに好意を抱いていた、なんてことはありませんか?

そんな簡単なことで、本当に好きになってしまうのかと思うかも知れませんが、どうも事実のようです。

こういった「毎日」「頻繁に」といった回数によって好意が引き出されます。

これを「単純接触の原則」と言います。

単純接触の原則

アメリカの心理学者ザイアンスが実験で証明したことから、「ザイアンス効果」とも呼ばれています。

ザイアンスの実験は、実験参加者に無意味な図形や初めて見る人物の写真を、数回回数を変えて見てもらい、調査しました。

その結果、、実験で呈示した写真の感想を聞いてみると、見せる回数が多い図形や写真に対して、より好ましいという評価をしたのです。

たとえ、初めて見る図形や人物でも、見る回数で評価が変わるのです。

つまり、普段からよく顔を合わせる相手に対しては、それだけ好意を抱きやすいことが証明されたのです。

ただし、これには条件があります。

それは、第一印象が「よい」または「よくも悪くもない」ということです。

第一印象が悪いと、その印象を引きずるので、何度顔を合わせても好きになることはありません。

これは、第一印象のインパクトは後々まで強く影響する「初頭効果」によるものです。

出会いのきっかけは身近なところ

普段から顔を合わせる回数が多いほど、相手を好きになるということは、自分の身近にいる人の中に恋人になる可能性のある人がいるということです。

実際に国が行った調査で、夫婦が出会ったきっかけを調べたところ、

1、職場や仕事を通じて知り合う

2、友人や兄弟、姉妹を通じて知り合う

3、学校などで出会う

上記の3パターンのうち、1、2が特に多く、次いで3という結果でした。全体の約70%が日常的な場で出会っていたということです。

また、別の調査では、恋人同士の多くは自分の70メートル以内にいるとも言われています。

これは、自分の身近にいれば「会いたいときに会える」という心理的報酬(欲求や願望が満たされ満足すること)を得やすく、交際に発展する可能性が高くなるのです。

遠距離恋愛は成就できない???

ここまで、何度も顔を合わせることで単純接触の原則によって、相手に好意をもつことがわかりました。

では、職場が違ったり、距離があって顔を合わせる機会を増やせない人はどうしたらいいのでしょうか?

あきらめないでください、次の方法があります。

1、こまめに連絡をとる

人は長時間の1回より、短時間の数回のほうが相手に対して好意をもちやすことがわかっています。

電話であれば、週1回の長電話より、短くてもこまめに連絡をとったほうが、相手からの好感度を高められるということです。

2、自分を思い出すようなモノを贈る

なかなか会えなくて、寂しさが募ってしまうときに、いつも相手が自分のことを思い出すような状況を作り出してあげることで、あなたへの好感度が保たれる可能性が高くなります。

これらを意識して、試してみてください。

 

今日も素敵な一日となりますように🌹

 

 

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