気持ちを隠し切れない表情~目は口ほどにものを言う(行動心理学)

こんにちは。

皆さんはアイコンタクトを多くとりますか?

アイコンタクトを多くとる人は好感をもたれやすいそうです。

逆に、目をそらしがちな人はやや神経質な印象を与えるようです。

ということで、今回は目の動きに注目です!

“目は口ほどにものを言う” とはよく言ったもので、相手の目を見れば実に多くのことがわかります。

目や視線の動きには、隠そうとしても隠し切れない本音が表れてしまうものです。

人はウソをついたり何かやましいことがあったりすると、相手と目を合わせるのを避けて、目が泳いでしまいます。

まさに、目は「心の鏡」でもあるのです。

 

◆ 目次

1 目の動きで興味のアリ・ナシがわかる

1-1 アイコンタクトの4つの意味

1-2 目は口ほどにものを言う

2 目線の位置で考えていることが違う

2-1 右上を向いているとき

2-2 左上を向いているとき

3 まとめ

 

目の動きで興味のアリ・ナシがわかる

恋人同士や仲の良い友達同士ではあえて言葉を交わさなくても、アイコンタクトをとることでお互いの気持ちが伝わるものです。お店でオーダーをお願いするときも、目が合えば大声で呼ばなくてもわかってもらえます。アイコンタクトは相手と人間関係を築きたい、または、意思の疎通を図りたいというときに役に立ちます。

1-1 アイコンタクトの4つの意味

心理学者のナップによると、人が誰かにアイコンタクトをとろうとする心理には、おおきく4つに分けられるとされる。

① 反応を見る

自分の意思がきちんと伝わっているか確かめるなど、相手の反応や心情を見るため。

② 連絡をとる

目で思いを伝えるために、相手の目をとらえようとする。反対に関わりたくないときは目を伏せ     る。

③ 好意や関心を示す

人は好きな人を無意識的に見る。意識的に見るのは、相手の好意を確かめようとするとき。

④ 敵意を示す

威嚇するためににらむ。相手から攻撃されたとき、そらすと負けになるので睨み合うことも。

1-2 目は口ほどにものを言う

向かい合って座っている相手の目の様子から、心理状態がわかります。

目を上下に動かす・・・周りではなく相手に好意や興味がある。話に集中している。

目を左右に動かす・・・相手ではなく、周りに興味がある。話に集中していない。

他にも、

キョロキョロする・・・無関心

まばたきが多い・・・不安・緊張

下にそらす・・・恐怖、弱気、拒絶、嫌悪

目を合わせない・・・不安、自信がない

上目づかい・・・甘え、信頼、服従

目が合うとそらす・・・意識している

見下ろす・・・支配欲、自分が格上

 

目線の位置で考えていることが違う

人は何かを考えているとき、また、思い出そうとしているときには目線が上を向きます。

理由は考えたり思い出したりするには脳に意識を向け、集中して答えを出そうとしているからです。

NLP(Neuro-Linguistic Programming:神経言語プログラミング)では、目線の動く方向によって相手が考えていることがわかると言います。

2-1 右上を向いているとき

ふだんから右上を見て考える人は、左脳タイプで数字や文章の組立など分析的、論理的なことを考えています。または、今後起こりうる光景を想像しています。

左脳タイプ・・・科学や計算が得意。語学能力がすぐれている。客観的・分析的・論理的に考える。また、睡眠時間が短い傾向があります。

右か左を向き、首を傾げているときは、自分の気持ちや過去に聞いたことのある音楽を思い出そうとしています。

2-2 左上を向いているとき

ふだんから左上を見て考える人は、右脳タイプで地図を思い浮かべるなど、空間を把握しようとしています。過去の体験や光景を思い出していることもあります。

右脳タイプ・・・空間や図面をとらえるのが得意。芸術的なセンスがあり、直感的・総合的に考えるか傾向があります。また、暗示や催眠にかかりやすいです。

左下を向いている時は、声や音楽などの聴覚イメージを思い浮かべています。誰かと会話していることも!!

 

まとめ

このように相手の目の動きを注視することで、本心がわかります。もし、相手がウソをついているかもと疑って目の動きを参考にすることは、理にかなっていることなのです。しかし、それだけではなく、できれば相手の行動など総合的に見て判断されるほうがいいのではないでしょうか。

 

今日も素敵な一日でありますように。

 

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