相手に何かを求めない

こんにちは。

お盆も過ぎて、季節が何となく秋に向かっている気配がします。

とは言っても、まだまだ暑いですし、夜も寝苦しさを感じます。

先日読んだテキスト土光敏夫著書「経営の行動指針」に、

相互信頼を本物にするために、まず自分自身がほかから「信頼される人」になろうと努めよ。信頼を相手に要求してはならない。

という文章があります。

つまり、組織の中で相互信頼を築き上げていくことは、なまやさしいことではない。この命題を人は「相互信頼」→「信頼を相手に求める」ことにすり替えてはいないだろうか。

相手に何かを求めても何もない。要は自分だと言っています。

自分が信頼される人になることのほうが、先決だと言っているのです。

また、信頼される人の行動基準として、

 

・相手の立場になって物を考える

・約束をきちんと守る

・いうことと行うことを一致させる

・結果をこまめに連絡する

・相手のミスを積極的にカバーする

※経営の行動指針より引用

 

これらは組織においてのみならず、人としてあるべき姿だと思います。

しかし、言葉ではわかっていても、なかなかできることではありません。

土光氏も指摘しているように、「相手のミスを積極的にカバーする」は難しいですね。逆に、「相手のミスを積極的に言いふらす」人は、たまに見かけたりします。

「相手のミスを積極的にカバーする」が、もしできたのなら、信頼を超えて、尊敬をも生みだすことができるのです。

 

考えてみてください。

もし、自分がミスをしたとします。「やってしまった!!どうしよう!」と、ショックと情けないのと惨めさもあったりで落ち込みます。このようなときは、ミスをした本人は動揺して冷静さを失っています。

そんなときに、冷静にミスを積極的にカバーしてくれた人がいたなら、信頼を超えて、尊敬をするでしょう。

まず、自分が信頼される人となれるよう、日々謙虚に、相手の立場を重んじて相互信頼を育てていきたいものです。

 

 

 

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