こんにちは。
秋が深まってきましたね。
朝、夜と昼間の寒暖差がけっこうあります。
朝は寒くて、厚着をすると、日中暑くなります。この時期、服装選びが難しいです。
もう少し過ぎれば、寒くて外に出るのも億劫になる、その前のこの季節感がたまらなく好きです。
論理療法を勉強して、気づいたこと。結構、私も長年に渡り、「~すべき、~であるべき」などイラショナルビリーフに浸っていたんだ、と思いました。
論理療法は、クライエントさんの悩みの中にある偏った物事への考え方を、論駁しながら、修正して、悩みの解決を手伝うものです。
この偏った見方、考え方は、はるか遠く、幼い頃に両親や養育者によって刷り込まれるケースが多いです。
そのため、論駁しながらその考え方を変えていくのですが、そう簡単にはいきません。なぜなら、偏った見方となる思考をしてきた年月は長いからです。
それでも、生きていくことに苦しくなったり、悩んだ時に論理療法を用いて、思考を変えてみると、楽になります。
ケース:みんなから好かれたい
クライエントAさんは、学生です。クラスのみんなから好かれていないことが、気になって、自分に自信が持てなくなりました。とは言っても嫌われているわけではないようです。ただ、Aさんが望むような接し方をしてくれない、と言います。
Aさんは容姿端麗、申し分ないプロポーションで、先日、友達と街を歩いていたところ芸能関係者の方からスカウトされました。それはびっくりされたそうです。嬉しくて、次の日、クラスのみんなにそのことを言いました。
もちろん、手を取って喜んでくれる子もいれば、「ふーん、本当なの?」とぶっきら棒に怪訝な顔をした子もいたそうです。
「私は、みんなに好かれてない」とAさんは思い、何だか悲しくなったそうです。
そうですね。Aさんは本当に嬉しくて、クラス全員に伝えて、みんなから「良かったね」と言ってもらいたかったのでしょうね。
この場合のAさんのイラショナルビリーフは「私は、みんなに好かれなければならない」です。なので、このビリーフを論駁していきます。
でも、クラス全員に同じ気持ちになってもらうことには、無理がありそうです。人は、それぞれ感じ方も、思考も違うのです、Aさんにとってスカウトされたことは嬉しくても、他のCさんには興味のないことなのかもしれませんね。
クラスメイト全員に喜んでもらえたら、それに越したことはありません。けれど、全員が喜んでくれなくても、スカウトが取り消しになるわけではないのです。もし、デビューすれば、もっと大勢のファンができるかもしれません。クラスメイトどころじゃ、ありませんね。
このように、イラショナルビリーフ・「~しなければならない」をラショナルビリーフ・「~に越したことなない。~でなくても大丈夫」に変えていきます。
そうすることで、気持ちは楽になり、縛られていた苦しみから解放されます。
Aさんはもう、以前のように、「みんな(全員)から好かれたい」とは思わなくなったそうです。
今日も素敵な一日となりますように(^^♪
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