幸せは人それぞれ

こんにちは。

今週は晴天という日が少ないようですね。

でも、気温は例年より高めということです。それにしても今日は寒さを感じ、暖房が効いた部屋で足元はストーブという寒さ対策フル装備です。

 

私の両親の話です。

私の父親は昭和初期時代そのものという人で、亭主関白で強く、母は大人しく父に従うという人でした。それに厳しく、よく怒られて外に出されました。

それに比べ母は、大人しく優しく穏やかな人でした。44歳でリウマチを発症し、その後全身性アミロイドーシスを併発し、最後は人口透析に入り、62歳で生涯を終えました。

母は病気になってから家事はできなくなり、私や父が代わってやりました。

今まで何もしてこなかった父は、家事を手伝い、母の介護をし、精神的にも辛いだろうに懸命に母に尽くしていました。

もし、母が健康であったらなら、父のこのような姿を見ることはなく、私から見た父は威張るだけの嫌いな人という思いがありました。

時には母と口喧嘩をし、腹を立てて、でも肝心な時には支え労わるその姿に、父は本当は心根のやさしい人なのかもと思いました。

お葬式の時、祭壇に飾られた母の遺影に深々と頭を下げていた、その姿に心打たれました。

亡くなった母に感謝の気持ちを表す父は、母を愛していたんだな~とつくづく思いました。

お互い顔を突き合わせては、小言を言い合っていましたけれど、心の中は信じあっていたのでしょうか。

母が亡くなってからは、張り合いがなくなったようで、父の背中が一回り小さく見えました。

母を支えた日々は、父にとって小言を言いつつも、幸せだったのかもしれません。

幸せは人によって違うのです。

人の幸せを基準に考えてしまうと、人が持っているものを自分が持っていなかったら不幸、結婚していなかったら幸せじゃない、子供がいなかったら幸せじゃない、お金がなっかったら幸せじゃない、健康じゃないと幸せじゃないという考えになってしまいます。

そうではなく、父のように自分が幸せだと感じていれば、人は関係ないのです。世間がどう思おうと誰がどお思おうと関係ありまさん。

自分が幸せと思えるのなら、それが本当の幸せなのです。

今日も素敵な一日でありますように。

 

 

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