こんばんは。
住んでいるマンションでエレベーターを待っていた時のことです。
そこには見慣れない若い男性が先に待っていました。サーフボードを抱え、何か顔を合わせないようにしている感じでした。
ここの住人の方々は、わりと挨拶をする方々だという印象がありました。
それで私はいつものように「こんばんは」とその方に声をかけましたが、その若い男性は背を向け、無言です。
聞こえかったのかな~、いや、そんなことはない、聞こえているはず。
無視なら「嫌な感じ」と思いました。
やがてエレベーターが来て、私と若い男性が乗りました。と、荷物が一つエレベーターの外にあります。その若い男性の物だと思った私は、「あの荷物はいいのですか?」と聞きました。
すると、言葉にならない声(あー)を発しながら、「違う」とばかりに、手を顔の前で振ったのです。
そうです。彼は言葉が話せなかったのです。
私には、挨拶をしたら返してもらうのがふつう、という思い込みがあったのです。
そういった思い込みがあると、そのようにいかなと、ストレスになることだってあります。
もし、私にそのような思い込みがなければ、「嫌な感じ」はしなかったはずです。
こういった思い込みは、ある出来事に対して自分がどのようにとらえるかによって、その後の心のあり方が変わります。
ある出来事が悪いわけではのなく、自分の認知の仕方が悪いのです。
この認知のゆがみを良い方向へ変えていくことを、認知行動療法といいます。
明日も素敵な一日でありますように!
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