割れ窓現象で見えること

こんにちは。

台風の影響で、午後から雨が降ってきました。

それでも湿気もなく、過ごしやすい一日となりそうです。

 

皆さんは「割れ窓理論」、ご存知ですか?

簡単に説明すると、割れた窓ガラスをそのまま(割れたまま)にしておくと、その建物は十分に管理されていないと思われ、ごみが捨てられたり、外観の環境の悪化からやがて地域の環境悪化につながり、凶悪な犯罪が多発するようになる、という犯罪理論です。

これは、もとは小さな悪い出来事を放置したために、結果大きな悪いことになってしまったということです。

この逆もあるのです。

「割れ窓理論」を応用した取り組みの例として、元ニューヨーク市長のルドルフ・ジュリアーニは割れ窓理論を応用して犯罪率を抑制しました(1994年)。

地下鉄内の落書き、無賃乗車、未成年者の喫煙といった軽犯罪の取り締まりを強化することで、殺人や強盗といった凶悪な犯罪を減少させました。

このことは、企業内の雰囲気でも同じことが言えます。

職場のAさんは、自分の気分の苛立ちから、同僚Bさんに対して心無い言葉を言って同僚を傷つけてしまいました。

Aさんの言葉に傷ついたBさんは腹が立ち、そのまた他の人、Cさんに対してひどい言葉を放ってしまいました。

このことが徐々に広がり、やがて、その職場の雰囲気全体を悪いものにしてしまいました。

人には良い心(やさしさ、思いやりなど)とダークな心(いじわる、自分勝手など)があります。

この場合、最初Aさんが放った心無い言動に、BさんやCさんのダークな心が同調してしまい、重苦しい悪い念となり、どんどん広がってしまったのです。

こうなると、職場全体の雰囲気を変えるのは、とても大変になります。

大切なことは一人ひとりの心がけです。自分の放つ言葉には、思いや魂があるのです。

人を傷つけるような言葉を言ったあとは、自分も嫌な思いをするものです。

逆に、相手が笑顔になるような言葉を言えば、自分もうれしくなります。

小さな小さなことですが、私は幸せの基本だと思うのです。

今日も素敵な一日でありますように☺

 

 

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