瀬戸内寂聴さんを偲んで

こんにちは。

皆さん、昨夜の部分月食は見られましたか?

私は18時頃、駐車場から空を見上げましたけれど、残念ながら見ることができませんでした。

ネットの映像で確認したのですが、あのような褐色に見えたのですね~神秘的です☺

 

先日、作家の瀬戸内寂聴さんが亡くなられました。99歳だったということです。

寂聴さんは51歳で出家されました。

その時のことを、「高価な着物もお金も品物も、何もかも欲しいと思わなくなった・・・」と言われていました。

きっと、この俗世界を卒業されたのだと思いました。そして、新たに生きる場所として仏の世界に身を置いたのだと。

瀬戸内さんはさらに、自分がこれから生きていく場所が神の元でも仏の元でもどこでもよかった、と言われていました。

結果、仏様の元に行かれたのですが、亡くなってから瀬戸内さんが仏壇店の次女だったことを知り、仏様にご縁があったことがわかりました。

私は20代の頃、瀬戸内晴美(俗名)さんの本を読み、瀬戸内さんにとても興味を持ち、京都の寂庵にも行ったことがあります。

戦争に人生を狂わされ、その後の壮絶な波乱万丈な人生を生き抜いた瀬戸内さんだからこそ、言える言葉があります。

そのような経験をされた人だからこそ、その言葉は私たちの胸の中に入ってくるのだと思います。

今日はそんな言葉を綴り、ご冥福をお祈りいたします。

 

~瀬戸内寂聴さんの言葉~

・愛することは許すこと、自分も許されて生きていることを忘れないで。

・私は多く傷つき、多く苦しんだ人が好きです。挫折感の深い人は、その分、愛の深い人になります。

・自分が幸運なとき、運が向いているとき、必ず悪口を言われる。

・独りでいる覚悟を決めている人は、誰かに期待しない分、寂しくないわよ。

・お子さんに「何のために生きるの?」と聞かれたら、「誰かを幸せにするために生きるのよ」と答えてあげて下さい。

・みんなのために良かれと思ってやっていることを、冷たい目で見る人たちがいます。そういう人は「縁なき群衆」と放っておきましょう。あなたはあなたで正しいことを、自信を持ってすればいいのです。

・世の中は常に変化し、人生には予期せぬことが起こり、そして、人間は必ず死ぬ。こう覚悟しておけば度胸が据わります。大変な災害に遭おうと、会社をリストラされようと、「ああ、これこそ世の習い」と感じることができれば、慌てふためくことはありません。

・落ち込むときは、楽しいことを一生懸命考える努力をした方がいい。嫌なことが多い世の中に負けてはダメ。

・学校の成績なんて気にすることはありません。何か好きなことが一つあって、それを一生懸命できるということが人生の一番の喜びなんです。

・いろいろな経験をしてきたからこそ、あなたの今があるのです。すべてに感謝しましょう。

・人生とは出会いと縁と別れです。出会って別れるまでの間に嬉しいことや悲しいことがあって、それを無事に超えていくことが生きるということ。

・どんなに好きでも最後は別れるんです。どちらかが先に死にます。人に逢うということは必ず別れるということです。別れるために逢うのです。だから、逢った人が大切なのです。

・人の話を聞く耳を持つことは大事です。もし、身の上相談を受けたら、一生懸命聞いてあげればいいのです。答えはいりません。ただ、聞いてあげればいいのです。

・悩みから救われるにはどうしたらいいでしょう、という質問をよく受けます。救われる救われないは、自分の心の問題です。とらわれない心になれば救われます。

・人に憎しみを持たないようにすると必ず綺麗になりますよ。やさしい心と奉仕の精神が美しさと若さを保つ何よりの化粧品なのです。

 

いかがでしたか。

他にも、相手が何を思い、何に苦しんでいるのか想像することが思いやりであり、愛であると言われていました。最後まで “人を愛すること” について語られました。

 

今日も素敵な一日となりますように!

 

 

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