組織のあり方

こんにちは。

今朝は秋らしい涼しさを感じます。

こうやって、日一日と秋になっていくのですね。

 

朝のニュースで、東電の判決のことが流れていました。そして、至近距離にありながらダメージが少なかった日本原発との違いについて次のように言っていました。

日本原発では地震と津波を想定しての会議を頻繁に行い、部署ごとの垣根を祓い意見を出し合い、改善していったとのことです。このことについて、社員の方は、「比較的、小規模の会社ですから部署とか考えずに意見を出し合えた」と。

一方、東電ではそういった会議はされていたようですが、計画的な意見の出し合いの場のようなことを言っていました。要は縦割り組織が、そのまま会議でもなされていたとのことです。

東電は、日本原発ような横の関係が薄かったのではと思います。それで、会議では思うように意見の出し合いはされず、結果このような事故に至ったようです。

今回このニュースを聞いて、災害に関しては、本当に日頃からの備えが重要だと裏付けされました。

また、会社組織においては、

会議では上下関係に囚われず、流動的に何でも自由に意見を言う。

誰が正しいかではなく、何が正しいのか議論する。

皆が対等な立場で、ものが言える場を作り出す重要さに気づかなけれならない。

そして、会議が終われば、自分の役割に戻る。

これこそ、組織集団において必要なことのように思います。

ここで、以前読んだ「行動指針」土光敏夫氏著を思い出しました。

「組織は上下のヒナ壇ではなく丸い円と考えよ」という言葉があります。

会社組織において、組織図はりっぱでも組織活動はうまくいっていないのが実情のようで、土光氏は組織の「形態」より「機能」に頭を使うべきだと言っています。

その方法として、丸い円の中心をトップに見立て、外の輪に事業部長や工場長、と順次広げていきます。土光氏はこれを「宇宙組織図」と読んでいるそうです。

話を戻しまして、今回の東電の事故とその被害を、今後の組織のあるべ姿として、生かさなければならないのではないでしょうか。

今日も輝く一日でありますように。

 

 

 

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