こんにちは。
三寒四温を感じるこの時期、花粉も例年より多く飛んでいるようで、体調を崩しやすいですね。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
季節の変わり目でもありますが、人事異動の時期でもあります。
一緒に仕事をする仲間や上司が変わる、環境が変わる、という方もおられると思います。
どんな人間関係においても大切なのは、人との距離感ではないでしょうか。
よく人間関係で悩んでいる、という方のお話を聞くと、距離感がつかめてない方が多いです。
上手くやっている人は、この距離感をつかんでいるようです。
私たちは、他の人との間に「パーソナルスペース」というのがあります。
「パーソナルスペース」とは、他人に近付かれると不快に感じる空間です。その人の「聖域」といった場所です。
その人だけがいる場所(部分)であって、他の人、たとえ家族であっても踏み込んではいけない場所(部分)があります。
この間に入り込んでしまう原因として多いのが、「依存」だったりします。
私の場合、職場のAさんの悩みをいつも聞かされていました。通勤で同じ電車に乗るので、嫌でも聞いていました。
朝から人の愚痴や悪口を毎日聞かされるのは、本当にしんどく、一日が始まるというのに心は「どよ~ん」としていました。
それでも、電車を変えない限りどうしようもないので、「それは辛かったですね~、大変ですね~」という具合に、毎日聞いていました。
私は電車の駅までバスで来ますが、次第にバスの到着の都合で、Aさんと同じ電車には乗れない日が続きました。
ある時、私は職場の上司に資格取得のことで聞きたいことがあり、上司の部屋で話をしていたのですが、それを見たAさんから、翌日がお休みだったにもかかわらず、メールがきました。
内容は、「上司の部屋で話していたことは、辞めるという話ですか?」と。
私は豆鉄砲をくらったかのように、「えっ、なんで?」となり、しばらく考え込んでしまいました。
すると立て続けにメールがきて、「立ち入ってしまったようで、ごめんなさい。私はただ○○さん(私のこと)に辞めてほしくないだけで、ただそれだけです」と。
私は、Aさんに辞めたい、とか辞める予定とか言ったことはありませんでした。
Aさんは、完全に私のパーソナルスペースに入り込んでいました。
悩みを聞いてくれたということで、私に依存が生まれたのです。話を聞いてくれた人だから親しい間柄と思い、上司と私が何を話していたか、知りたいから聞く、聞いてもいいはず。
「辞めてほしくないから」という理由で、一方的に自分の言いたいことだけを言ってしまう。
このようなことは、よくあります。
確かに、Aさんは愚痴や悪口を言いたくなるほどの環境にいたのだと思います。
それでも、人と上手くやっていくには、距離感を大切にしなければならないのです。
距離感をつかむことは「依存」しないことです。それと同時に、Aさんの悩み、いわゆる課題は、Aさんが向き合うものであって、私があれこれ手を差し出してはならないのです。(全てにあてはまらないです)
「人の魂の進化過程に口を出してなならない」からです。
今日も素敵な一日でありますように。
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