こんばんは。
今年最大のスーパームーンが、昨夜から今夜にかけて見られます。
スーパームーンは地球から月が一番遠い時に比べ、14%大きく、30%輝きを増しているそうです。
私も見ましたけけど、いつもより大きく明るい色に見えました。こんな時だからこそ、輝く月を見て、心を整えてみませんか☺
前回の続きです。
私が訪れたのは愛知県岡崎市にある滝山寺です。
お寺から少し離れたところに宝物殿があり、ここの宝物殿に帝釈天さんはいらっしゃいました。
お寺の本堂には薬師如来さんが祀られていましたが、秘仏で普段は「お前立」に参拝します。
50年に1度開帳されるそうで、次回は2039年ということです。
ここの境内には神仏習合の名残りでしょうか、滝山東照宮(神社)がありました。
この東照宮は日本三大東照宮(日光東照宮・久能山東照宮)の一つだそうです。
境内を出て少し歩いたところに宝物殿が建っています。中に入ると、さほど広くないところに、仏像が何体も安置されていました。入ってすぐ目に入るのが、肌の色をした聖観音さんと脇侍の梵天・帝釈天さんです。梵天さんも肌の色をしていましたが、帝釈天さんは肌色ではなく、銅のような色でした。ケースなどに入ってなく、間近で見られます。
係の人がいて、仏像の説明をしてくれます。話によると、仏像は鎌倉時代の住職が母のいとこにあたる源頼朝の追善供養のために、名高い仏師、運慶・湛慶父子に作らせ、頼朝の三回忌に完成、仏像(聖観音)内に頼朝の顎鬚と歯を納入したと伝えられています。これはX線写真でも確認されたそうです。
私は帝釈天さんに会いにきたわけで、他のことは何も調べずに行きました。なので、頼朝の歯とか、何だかすごい仏像でびっくりです。ここにどうして安置されているのか、お寺にきちんと安置した方がいいのではと思いながら眺めていました。
後で調べると、聖観音さんは以前は境内の惣持禅院の本尊として、梵天さんと帝釈天さんは脇侍として祀られていたようで、後に、宝物殿に移られたそうです。
宝物殿には他にも木造の狛犬や慈恵大師さんもいらっしゃいました。
ガラスケースの中に安置された十一面観音さんの顔の表情が、光の当て具合で変わるのです。優しくなったり、厳しくなったりとするのです。あと、滝山寺の風物詩、鬼祭りのお面がありました。本物がここにあり、お祭りではレプリカを使用しているそうです。
ここ宝物殿には、素晴らしい見応えのある仏像などいろいろな物がたくさんあります。
ということで、帝釈天さんは脇侍で控えめでしたけど、聞いていたように大らかで、それでいて勇ましく、なんとイケメンでした(笑)
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