こんにちは。
残暑、お見舞い申し上げます。
というか、この部屋のエアコンONになっているけれど、涼しくない!?
もしかしたら、故障かもです・・・トホホ(´;ω;`)
2回にわたってお稲荷さんの現実と気持ちを書きました。
ここでは、気持ちというより、私の父の実家のことを書きます。私からするとおじいちゃん家となります。
父の実家は昔、ガラ紡績の工場を営んでいて、家の隣に工場があり敷地内には稲荷の祠を祀っていました。
私がまだ幼い頃、夕方になるとお稲荷さんの小さな祠にろうそくの灯がともされ、辺りが暗い中、そこだけ浮きだって見えていたこと、よく覚えています。幼い頃は、なぜ家の中の庭にそのような祠が祀られているのか、わかりませんでした。
大人になって、父から近くの城山稲荷社からお稲荷さんを勧請して、屋敷神様として来てもらい祀っていたと聞き、「商売をしていたから、その繁盛を願って自宅に来てもらった」のだと知りました。
けれど、時代は移り、ガラ紡績は廃れてしまい、父の実家も世代交代とともに商売を辞めて、お稲荷さんの祠もなくなりました。
その時のことを「親戚のFさんに頼んで、お稲荷さんに元の城山稲荷社に帰ってもらった」と父から聞きました。
親戚のFさんという方は、弘法大師を信仰し自宅には弘法大師の像があって、信者の方が集まってくる・・・そのような家の方で、そのFさんの父は神職の方でした。
父の話によると、勧請は城山稲荷社に関係する神職の方が行ったようで、元に戻ってもらう儀式は親戚のFさんが行ったということです。
お稲荷さんにとってこれで良かったのか、正しく元に戻れたのか、私にはわかりませんけれど、悲しいことに、父はその後の実家や親せきに起きた良くないことを結び付け、
「稲荷に手を出していかん。稲荷は怖い。稲荷社に参るくらいはいいけれど、おふだを家に入れてはいかん!」と言います。
桜井織子さんのお話では、本当は、お稲荷さんはすごく働き者で、人間に一番近い神様だということ、他の神様からも信頼されているそうです。
勧請をする場合は正しく行って、ぜひ、人間の勝手によって悲しい結末を迎える、そのようなことにならないように願うばかりです。
今日も素敵な一日でありますように🍇
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