お岩さん(四谷怪談)の本当のお話ー後編ー

こんにちは。

雨もこうも続くと、うんざりです。また、雨・・・😂

気分もジメジメどんよりして、なぜか、みょうに眠くなります。

 

前回の続きです。

2018年当時、お岩さんは自分の念で自分をしばり、生まれ変わりのほうにも行けず、神仏の修行もできず、あちらの世界で仕事もできず、神社にいるだけで、幽霊でもなくただ、そこに「いて」泣いていたそうです。

神社の眷属もそのようなお岩さんを「かわいそうで見ていられない」と全員が言っていたようです。

神様のお稲荷さんでさえ助けることはできないそうで、本人の強いがんじがらめになっているその呪縛は、本人しか解けないそうです。神様でも解けないのだそうです。お岩さん自身が気にしなくなり、悔しいとか悲しいとかいった気持ちを手放さない限り、救われる方法はないとのことでした。

そして、そこをサポートできるのが “人間だけ” だったのです。

そこで、桜井識子さんはこのことを本やブログで紹介しました。

すると、心根のやさしい読者さんが大勢、於岩稲荷田宮神社に行かれ、お岩さんに「誤解をしててごめんね」と誤り、また「頑張ってね」と励ましてくれたのだそうです。なかには、美味しい食べ物を持って行き、「一緒に食べようね」と声をかけてくれたのだそうです。

お岩さんは次第に「みんなに誤解だとわかってもらえた。もう悲しくない。悔しくない」と、気持ちが変わっていきました。

来てくれた人たちが本当に優しくて、親切な人ばかりだった。この人たちにわかってもらえたのだったら・・・もう、それでいい。吹っ切れた・・・と。

たとえ、化け物だと思う人がいても、もう気にしない、わかってくれる人は自分のことを本当に理解してくれている、そのほうが大事だと。

魅力がなく醜い顔だったため、浮気をされた、薬のせいで目が腫れ上がったバサバサ髪のお化けとなり、死んだあとは怨霊となって祟る、夫や愛人を呪い殺す人間だった・・・。夏になれば、お化けの代表として「うらめしや~」と描かれる・・・。

一生懸命、生きてきたのにどうしてここまで侮辱されるのか、自分はこの先もずっとお化けとして語り継がれていくのか、悔しくて悲しかったけれど、その気持ちは完全になくなったのだそうです。

お岩さんは、人間は自分で気づいてないみたいだけれど、一人ひとりがすごいパワーをもっている、素晴らしい存在なのだと熱く語ったそうです。

ということで、お岩さんはこれから心機一転、生まれ変わることにしたそうです。

お岩さんはこれから生まれ変わって、自分がしてもらったことを、今度は自分が人にするのだそうです。素晴らしいです。

人間の、相手を心から思いやる気持ち、私利私欲なく相手のことを思う慈愛は、傷ついた心を癒し、心の暗闇を切り開き、明るい光が差し込むようにするようです。(桜井識子さん著書:神様のためにあなたができることより引用)

今日も素敵な一日となりますように。

 

 

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