聞き上手な人

皆さん、「聞く」ことに興味はありますか?

どちらかというと「聞く」より「話す」方に興味があるという方が多いのではないでしょうか?

先日もカルチャーセンターの講座に「話し方教室」講師:もとアナウンサー〇〇先生という広告を見かけました。友人同士の会話でも、聞くよりも自分の話しをしたがるものです。けれど、人は話し上手より聞き上手な人を好むようです。聞き上手な人とならば、また「会いたい」と思ったり、「一緒に飲みに行きたい」と思うようです。

人は、聞き上手な相手をいつも欲しがり、もし身近に自分の意見を何も言わず聞いてくれる人がいれば、幸せなのです。                           友人に悩みを打ち明けたとしても、実のところ、助言など欲しいわけではなく、ただ、聞いてほしいのです。相手の価値観やものさしで、正そうとされれば、反感さえ覚えてしまうものです。

これはある心理学の先生から聞いたエピソードです。その先生の奥様の知り合いに、とても「聞き上手な方」がいるという噂を聞き、あるパーティでその方と一緒できるということで、どうのように「聞いている」のか確かめようとしたそうです。誰かと話しているその「聞き上手な方」の近くに行き、様子を伺ったそうです。すると、その「聞き上手な方」は相手の話しを聞きながら、「まあ~!」「あらまぁ~!」「んまぁ~!」と、調子は何となく変えているのですが、「まあ~」としか言っていなかったそうです。

そうなのです。聞き上手な人というのは、相手に話させているのです。話したい側は自分が受け入れられたと感じ、心地良いのです。そうなると、その人は「聞き上手な人」となり、必要とされるわけです。

もし、それが悩みであれば、自分の弱みをさらけ出しているのです。そんな相手にあなたがしてあげることは、受け入れ、寄り添い、心から「聞く」ことです。そして、自分を受け止め、認めてもらえたとわかれば、自分から立ち上がろうとします。あえて、解決しようと思わなくていいのです。

逆に、人に嫌われる人というのは、次のような人のことでしょう。                ・相手の話を心から聞かない。                                  ・自分のことだけを話す。                                ・相手が話しているのに、何か意見があれば、すぐ相手の話しをさえぎり、口をはさ む。

実際、このような人はまわりにいたりするものです。このような人と話しをしていると疲れてしまい、もうこの人とは話したくないと思ってしまいます。

聞き上手になるということは、話し上手になるということです。こちらに興味を持ってほしいと思うなら、こちらが興味を持たなければなりません。               そして、相手が喜んで答えるような質問をし、相手自身のことや得意としていることなどを話してもらえるよう、こちらが仕向けることができれば、好かれること間違いないです。

聞き上手な人は好かれます。

 

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