犬山成田山のお火加持

「犬山成田山」に参拝に行ってきました。この成田山は、千葉県成田市にある「成田山新勝寺」の別院です。正式名を「成田山名古屋別院大聖寺」と言います。お正月に行ったときは、大勢の参拝客で賑わっていました。

階段を上って本堂拝殿前に行くので、わりと、小高いところにあります。上からは犬山城、木曽川、犬山市内を一望できます。ここからの初日の出も、きっと良く見えると思います。

本堂拝殿前で参拝し終えると、ちょうど太鼓の大きな音がお堂の中から聞こえてきました。きっと今からご祈祷が始まるのだなぁと思っていたら、中に入ってご祈祷の様子を見てみたくなりました。横側に出入り口があり、「ご自由にお入り下さい」と書かれているのを確認して、中に入らせてもらいました。もう、すでに始まっていたので、堂内はほぼ一杯に参拝客が座っていて、私は一番後ろに座りました。不動明王さまのところへ来たのは生まれて初めてでした。

中央に護摩を焚く壇があり、その周り(正面以外)は参拝客が座れるようになっています。祈祷を申し込まれた方々のお名前が次々と読まれ、そして、太鼓に合わせて読経が読まれます。迫力があります。ここで、不動明王さまがお姿を現すそうですので、そこにいらっしゃるであろうお不動さまに、ご挨拶をして願掛けをしました。その後、数名のお坊さんが出てこられ、前列に座っている参拝客からバックを受け取り、護摩焚きの炎の上にかざしました。これが、お火加持です。HPでは、「皆様の大切なもの(鞄や財布など)をお護摩の火にあてることで、不動さまのご利益をいただきます。お不動さまに手を合わせて、お姿を思い浮かべ、ご真言を唱えて一心にお祈りします」となっています。

私は、財布を護摩焚きの炎にかざしてもらうと、お金の垢や念を炎で焼き尽くしてもらえることを知っていたので、ここはぜひ、お財布をお坊さんに渡したいと思いました。しかし、お坊さんは前列から順に行っています。なにせ、最後列に座っていたので、もしかしたら、後ろまで来てくれる前に終わってしまうかも・・・と焦った私は、自分から座っている人たちの間をスタコラぬって、お坊さんに財布を渡しに行きました。そして、護摩焚きの炎にかざしてもらった財布を受け取ると安心し、また、最後列に座りました。

そしたらですね、お坊さん方は順番に時間をかけて回り、最後列まで来てくれて、お火加持されますか?と手を差し延べてくれているのです。何も慌てて私のように自分から行かなくても、来てくれたのです。トホホ・・・「慌てる乞食は、むらいが少ない」て、諺がありましたよね~😅

犬山成田山で引いたおみくじは、はい、「小吉」でした。内容が「待つことで、良い兆しあり」となっていました。はい、きっとその通りですね。            新年早々、心に沁みたおみくじでした。

 

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